【池川明 チャンネル】
第111号 昨年末に新しい臓器が発見された?医学は日進月歩で変化する!
《内 容》
え~っと、驚きですよね、腸間膜っていうのは手術すると、まああの、よく目にする臓器・・・・っていうか、お腹の中の器官なんですけど・・、
これは臓器として認識されていなかったんですねえ・・・、単に膜だっていうことで思われてたんですけども・・・、
その、ランセット読んでないので内容はよく分からないんですけど、この~、腸間膜って腸を覆ってる、えっと、表と裏でこう・・、繋ぎとめる様な役目の膜なんですね・・・、
でこれが、一つの臓器として動いてた、っていう概念ですよね・・・、で、しかもあの、グレイの解剖学が書き換えられるっていうことなんで、かなりきちんとしたデータっていうか、発表だったと思うんですよね・・・、
で、これは驚きですよねえ・・・、今まで臓器・・・、習ってた臓器に一つ書き加えられる?・・・、しかも今の時代にっていうのは・・・、まあ驚きでしかないですよねえ・・・、はい・・・、
(質問)
先生が医学生だった頃と、今の医学は変わってますか?
(池川先生)
あっ、え~っとねえ、相当変わった部分はありますよねえ・・・、勿論変わらない部分も多いんですけど・・・、まあ日進月歩というか、もう数年前に言われてたことが否定されるということはよくあるので・・・、
あの~、あとは解釈の問題ですかね・・・、う~ん例えばあの~、一つの出来事を見て深く掘り下げていくっていうのは一つの手法なんですけど・・・、全体の中でそれがどうなのか、っていう意味では考えないんですよね・・・、
う~ん、だから例えばコレステロールを上げたら良い、下げたら良いっていう議論も、あの~、コレステロール下げると心血管系のイベントが減るっていうデータがあると、下げろっていう話になるんですけど・・・、
コレステロールが高い方が長生きするんですよ・・・、っていうデータもある訳ですよ・・・、
じゃ、どっちなのか?・・・、っていうのは、人間をトータルとして見てなくて、一部分でしか見ていないから、あの~、しょっちゅう解釈が変わる、っていうことが起きるんだろうと思うんですよね・・・、
う~ん、で、トータルで見る医学というのは未だ完成されていないので、未だ発展途上なので、まだまだこれから変わるということはしょっちゅうある・・・、
う~ん、昨日信じたことが今日は違うと言われる・・・、今日、間違ってると言われたことが明日は正しいと言われる?・・・、ということが起こり得る世界だと思います、はい・・・、