【池川明 チャンネル】
第140号 20代で若年性更年期障害と診断された女性からの相談です。妊娠に影響するでしょうか?
《内 容》
(質問)
20代の友人で、若年性更年期障害と言われて悩んでいる人がいます。妊娠に影響するでしょうか?対策とアドバイスをお願いします、っていう・・、
(池川先生)
う~ん、若年性更年期障害っていう言葉が・・・、どうかな?、あるのかな?、ちょっと分んないんですけど・・、
その方はもう閉経してるんでしょうかねえ、早発閉経っていう言い方はするんですけど・・、けっこう若い方で、20代後半とか30代前半とかで閉経しちゃう人もいたりするんですよね・・・、
あの~、まあストレスとかも影響してると思いますけど、卵巣の中にある原子卵胞の数がね、残り2,000個になると排卵が止まっちゃうんですよね、
で、それまでに1回の排卵で数百個の卵が生まれようとして、1個だけ排卵してあとは死んでいくんですけども・・・、まあ消耗戦ですよね、ドンドン減っていく一方なのでね・・・、
お腹の中にいる妊娠5か月の赤ちゃんの卵巣の中にいちばん原子卵胞が多くて700万個あるんですけどね、オギャーと産まれたらもう70万個に減って、初潮が始まると40万個に減るくらい・・・、ドンドン減り続けるんですね、
で、まあ例えば妊娠してるお母さんの環境が良くなくて、700万なきゃいけない卵が300万だったとかね、それからオギャーと生まれてから排卵するまで、初潮が始まるまでに体を傷つけて卵が減っていくと・・・、
2,000個になるのが早かったりするとね、そこで月経が止まっちゃいますので・・、だから無尽蔵に卵がある訳ではないので大事にするっていう発想も必要ですよね、
だからやっぱり若いうち、まあ25~30の間で妊娠・出産した人の赤ちゃんのリスクが一番少ないとは言われていますけども、
まあその辺りでやっぱり産もうというのはベストなのかなあ・・・、生物学的にはね、ただ社会的に色んな制約があってそこで産めない人もイッパイいるので、なるべくその卵が傷つかない様に、
あの~、まあ色んな保護する・・・子宮を温めるとか、運動するとか、活性酸素を作らない様にするとか五万と言われてるんで、どれが正しいか分りませんけど、
少なくとも意識の中では卵を傷つけるのをやめていくっていうことを、なんかこう、若い時から意識した方が良い様な気はするんですよね、
若い時は無理がきくんですけどね、年をとると中々無理がきかない、これはもう卵巣も多分同じで、若い時は無茶しても排卵はするんですよね、けっこうね、
だけども、早発閉経みたいな感じで月経が止まっちゃったり、更年期障害が早く来るっていう状態はあんまり決して良い状態では無いので・・・、
もしかすると生活全般の見直し、生き方を含めてですね・・・、そういうのが必要なのかも知れませんね、
卵子がまだ残ってればね、排卵するチャンスはあるから、戻る可能性あります、
(質問)
なんかお薬とかは?・・・
(池川先生)
薬はねえ、人工的に、本来自分が出さなきゃいけないホルモンを外から加えることによって疑似的にね、うん、症状は改善しますけど・・・、本来の自分の、自然の力で戻った訳では無いんですよね、
やっぱり、自然に健康になるっていう方向性がある程度欲しいなあとは思いますけど、はい、