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【池川明 チャンネル】

第169号 代理出産を考える

《内 容》

(池川先生)
代理出産は結局、自分が産めないので代わりに身ごもってもらってその子を頂くというような形になるかと思うんですが、

まあ色々問題点があって、例えば障害を持った子を引き取るのを拒絶したお母さんがいたりとかね、

もちろん営利的なものがあるので、お金が絡んできますから、お金の為に他人の子を宿して引き渡すみたいなところがあるんですけど、

単純に赤ちゃんが、今の科学で言って意識が無いという考えであればそれもありなのかも知れませんが、

胎内記憶的には、もう妊娠中からお母さんと親子の関係が築かれるこの9か月間はとても大事なので、

これを、遺伝子が繋がっていない代理母の感情というものがそっくり9カ月分コピーされて次のお母さんのところに行く訳ですよね、

そういうことを承知の上でね、代理出産っていうのをやればまあ良いだろうとは思うんですけど、

単にモノのやりとりの様に、何も分かってない子供を産んでもらってその後自分が育てるという感覚だと、その子供に対してどうなのかな?という、

倫理的というよりは、その子の人生に対してどういう責任を親が追っていくんだろうっていう気持ちはありますよね、

ただあの、養子を自分で選んできたっていう子もいるので、代理出産がいけない訳ではなくて、そういう事を理解した上で、

妊娠中の母親の気持ちも持った子が来るんですよという事を承知の上で、それも全部理解した上で育てるというなら良いと思うんですね、

もしそれを知らないでやってるとしたら、これはちょっと子供に対してねえ、どうなのかなあと、責任っていうのはどう取るんだろうっていうのは、ちょっと思いますね、

私にとっては養子はアリなのでね、だから代理出産みたいな形自体がいけない訳じゃなくて、赤ちゃんがそれを望んで来るわけだから、良い訳ですけど、

そういう仕組みがあることも知ってほしいなあ、とは思いますね、はい、

(池川先生 第169号 おわり)

 

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