《内　容》

・・・羊水がきれいかどうかっていうのは、お医者さんの立場で分かるものなのでしょうか？

（池川先生）
基本的には分らないですね・・・、う～ん、あの基準になるきれいな羊水っていうのを、多分みんな知らないので、あの～、私が医者になった昭和５４年に、助産師を辞めた方が、息子さんに言ってたのは、

”最近の妊婦さん羊水が汚くて、お産が出来ない”

っていうことを言ってたというんで、私が知ってる羊水は、もう既に、その産婆さんから見ると汚れてる羊水なんですね・・・、

だからきれいな羊水っていうそのものが、え～っと、そういう目線で羊水を見てないので、多分、分んないんだと思うんですよね・・・、

（質問）
特に色とか・・・

（池川先生）
色とか、匂いもあるし・・・、それから、混濁具合っていうんですけど・・・、あの～、赤ちゃんの身体についた脂が落ちてきて、混濁たり、あと、お腹の中で苦しくて、便が漏れて濁ったりすることがあるんですね・・・、

で、多分、問題にしてるのはそういうことではなくて、化学物質が羊水に入って汚れてんじゃないか、っていうことだと思うんですけど・・・、それは多分あると思うんですね・・・、

ただ、これもうちょっと調べてみたんですが、証明はね、かなり難しいです・・・、化学物質の検出っていうのは、そう簡単に出来るものではなくて・・・、ただ経験的に、かなり汚れて、あのシャンプーの匂いがするっていう様なことは、あの～、何人もの方が経験してるんで、多分あり得るだろうな、という風には思いますね・・・、

（質問）
なんか対策はあるんですか？

（池川先生）
対策はねえ、やっぱり、身体に入るものを使わないというのを、身の周りにつけない、っていうのが一番良いと思うんで・・・、特に界面活性剤が入ってるものっていうのは、まあ洗剤ですよね、あの～お皿を洗う様な洗剤も含めてシャンプーとか、ボディソープとか入っていますので、

これは、皮膚のバリア層に穴を開けるんですよね・・・、で穴を開けて、バリアがバリアの機能をしなくなるので、容易に化学物質が入ってしまう、ということ・・・、が心配される訳です、

しかもあの、化学物質は、あの～、飲み食いしてね、口から入るものであれば、かなり出て行くんですけど、皮膚から入ったものは、肝臓を通らずに・・・、代謝されるところを通らずに全身に広がっていくので、少量で、かなりあの、濃度が濃いのと同じ様な状態になってしまうんですよね・・・、

だから、まあ、体につけない、っていうのが、一番良いんじゃないでしょうかね・・・