【池川明 チャンネル】
第91号 母親を幸せにする為に生まれて来た筈の娘にイライラさせられっぱなしで、矛盾を感じてしまう
《内 容》
(質問)
ご相談内容なんですけれども、
「いつも動画で見させて頂いております。ありがとうございます。
私は、17歳の娘が一人います。7歳の頃、お母さんを選んで来たと話してくれて、胎内記憶に興味があります。
子どもは、親を助けたくて、笑顔になってもらいたくてお腹に宿るという事でしたが、子育てをしていると、何度言っても同じことを繰り返したりして、子どもにイライラさせられることもあり、笑顔になれないこともあります。
そこに矛盾を感じてしまいました。
池川先生は、子どもがイライラさせてあげていると仰っていましたが、それはどういう意味なのでしょうか?
親の成長を願って、望んでしていることなのでしょうか?」
という内容なんですね・・、
(池川先生)
う~ん、え~とね、子どもは、お母さんを幸せにして・・・くるっていうのは、子どもが言うんですけどね・・・、お母さんがイライラする・・・、
ということは、とても幸せじゃないと思っているんですけど、幸せじゃないと思っている状況って、結構幸せだ、って気がついてないんですよ・・、
じゃあ子供がいなかったら良いの?・・、っていうことですねえ・・・、あの、静かだったら、お母さんイライラしなくてすむし、子どもいなかったらいいんですか?、って言ったら、それは、またそれでいないと不平不満がありますよね・・・、
居たら居たで不平不満、じゃあお母さんは何をしたいんですか?・・・、あなたは何が幸せなんですか?・・・、
実は、子どもが幸せを願っているのは、お母さんが自分で幸せを見つけるしかないんですよ・・・、
で、チルチルとミチルのね、青い鳥と同じで、今、ここにある日常のイライラする生活が、どれだけ幸せかっていうことを、感じろっていうことだと思うんですけど・・・、
まあ朝から晩までニコニコして幸せを感じてる状況って、あんまり幸せじゃないんですよ・・・、
で、日々色んなものがあって、その中でちょっとした・・・、家族がいてホッとするとか、今日食べれるごはんがあって良かったとか・・・、これが幸せで、色んな中にこう、埋もれている宝みたいなものを見つけた時に、初めて幸せを感じる・・・ので・・・、
子どもがじゃあ、イライラするから、じゃあ子どもいない方が良いの?って・・・、多くのお母さんに聞きましたよ・・・、
もう子どもを育てたくないです・・・っていう人に、じゃあ、うちの家の前は車が多いから、交通量多いので、車の前にパッと飛び出したら死んでしまう訳でしょ・・・、お母さん、子どもが、家の中から外に飛び出して、車にひかれて死んだら、お母さんもうこれからイライラしなくて済むよ・・・、いいじゃない、って言ったら、
イヤですって言うんですよ・・・、だってイライラするのが嫌なんでしょ、子どもがいなくなってイライラしなくなるんだよ・・・、いいんじゃないの?・・、って言ったら、嫌だっていうんです・・・、
無くなって初めて分かる幸せなんですよ・・・、で、早くそれに気が付きなさい、っていうことを、子どもが手を変え品を変え・・、子どもだけじゃなくて、周りの人がみんなそれをやっている・・・、
如何にその、毎日生きてるっていうことが、どれだけ幸せかっていうのを感じる為には、色んなことが起きるよっていうことで、私の中では矛盾は無いんですけど、多くの人は、幸せっていうイメージがあって・・・、あの、イライラするっていうイメージがあって、イライラするのは不幸だ、幸せじゃないと思ってるんですね・・・、
そのイライラする状況って、相当幸せだっていうことですね・・・、
会社で嫌な人がいて、上司がいて、仲間がいて、色んなこという・・・、じゃあなた、無人島に行って一人で暮らして幸せなの?・・、
いや、そういう人もいますよ、でも普通の人は、誰かと関わりたいんじゃないですか?・・・、関わる時に、夫々の人が言うこと違うし、考え方違うし、違う事言うの当たり前でしょ、
で、むこうからすれば、私が言うことがイライラするかもしれない、思ってるかも知れない・・・、でも、そういう人がいるという事自体、幸せなんじゃないですか?・・・、っていう様な感覚ですかね・・・、
う~ん、だから、イライラすること=幸せじゃない、と思う事そのものが間違っていて、イライラする出来事っていうのは何か自分に関わってくる出来事だから、
それは・・・、生きて生まれたっていう意味は正にそれなんですよ・・、経験するという事なんで・・・、スゴく幸せな事なんですよね・・・、
でも幸せなんだけども、思い通りいかなくてイライラする、これはアリですよ・・、別に、それはいいんじゃないですか?・・、
そこに、イライラすること=幸せじゃない、と思う事の思い込みというか定義、自分の中の定義っていうのが、もしかすると間違ってるかもしれませんよね、って・・・、
日々、子どもに追われて、旦那に追われて、生活することが、よく考えてみたらどれだけ幸せかっていうこと、
・・・、ちょっとそういう視線でも考えてほしい・・・、でもイヤだ、イライラする、これはアリですよ・・・、別に、いいんじゃないですか、イライラするんだから、でもそれは、幸せなんですよ、っていうことですよね・・・、